HSP搭載 そよ風エンジン

HSPなワタシがいろいろ叫んでみます

あんな風に老いたくない

食料品の買い物でレジに並んでいると
サービスカウンターで爺さんが若い女性店員に吠えている。

どうやらスーパーで使えるキャッシュレスカードの残高不足で
現金による支払いを以前言われたようで
爺さんからすれば、店側から全てを現金で支払い直せと
言いがかりをつけられたと言っている模様。

火曜の売出し日にレジには大変人が並んでおり
爺さんのコッテリとした方言が、単なる質問かもしれないけど
ひどく文句を言っているようにしか聞こえず
ざわざわしていた店内がシーンと静まり返る。

これを聞かされ、ワタシは変な動揺をして落ち着かなかったが
こういう時に限って、男性店員が近寄ってこない。
もちろん、他店員も。

で、ワタシは比較的近くにいたので、さすがに暴力は振るわないだろうけど
変な状況になったら、通報と止めに入ることをすべきだろうと
脳内がグルグルと空回りフル回転をして、状況把握に聴覚を集中させる。
変な話、普段人の体をほぐしている分、急所も同等箇所にあったりするので
あの爺さんなら、どうやるべきかな、なんて考えていた。

実際、荒事なんて出来るはずもないのに、想像・想定だけはしてみた。

その後、若い女性店員が落ち着いて、専用の機械でのチャージ方法や
接客訓練通りか、無難に応対された。

爺さんの捨て台詞

『オレは頑固者だから、なかなか理解できない。面倒だろう、こんなヤツ』

とヘラヘラして帰る。
もちろん方言で言ってたんだが、若い人には伝わりにくい表現で
接客業のシンドイ部分を見せつけられた。


周囲の人々がどれだけ緊張したか、分かってんのか?分かるわけないか。
こういう人がいるから、老害という言葉が余計に広まってしまう。

落ち着いてから考えてみると、この爺さんは暇で、構ってほしかったのだろう。
いろんなお店で、客側は親しさで接するが、店側からすれば馴れ馴れしい
光景を見かける。

一定距離を保とうとするワタシからすれば
ズケズケと入り込んでくる人って逆にすげぇなって思う。