昨年、若いお客さんが来店された時
『親戚が脳梗塞で緊急入院して大変疲れました』
という話をされて、自分も似たような体験を
この職場で経験したんですよって話をした。
今日、その当事者である親戚の方が来店された。
自分で車を運転され、会話も普通。
どもりもなく、顔が引きつること無く。
ご本人から状態を言われないので
『入院とリハビリ大変でしたね』
みたいなことは決して言わないし、とても言えない。
それで、相手に悟られないよう、過度な強さを与えぬよう
かなり緊張しながら、施術を終えた。
終わってみれば、このお客さんは、ずーっと寝息をたてておられ
普通に疲れてたんだなって感じだった。
欲を言えば、もっと別の手技を加えたかったが
お客さんが希望されてないので
一般的な対応をした。
こういう大病をされたお客さんってこれまでも多くおられるけども
やはり、早期の対処ならば、回復が段違いに早い。
病気されてたんですか？と聞きたくなるくらいに分からない。
当然、本人のリハビリ等努力があってのことだけど
医学上、予想される回復レベルも上回れるんじゃないかと思う。
ある武術家が、思念（思って念ずる）という力が
とても大事であり、ほわっとした想像というより
具体的に思い描くことが、強さにつながるって話があった。
リハビリは、非常に辛いけども
その先どうなりたいか？といった思念が強いほど
体の活性が高まるのだと、いろんなお客さんを見て、思う。
ってことは、普段生活している中でも
他人を羨むより、『このように、ありたい』とか
具体的に思って動いた方が、目標や目的に関わるきっかけを
見つけやすいし、気付けるだろう。
以前、話題になった引き寄せの法則は、こういう部分もある。
何度も言うけどさ、人ってすごいんだね。
無理と言われてたことを当たり前のように達成したり
どん底に転げ落ちても、他ジャンルだと
ぶっちぎりに評価される場合がある。
動き出すことには、すごく労力を使い、躊躇することもあるけど
歩き出すと、なかなか止められない。
気付けば、その道の第一人者だったりする。
他人の可能性を止めたがる人が多いけど
その言葉をよく聞けば、嫉妬か、本心か
よく分かると思う。
『心を燃やせ』
という台詞があるけど
いろんな物事に当てはまる言葉なんだと思ったんだよ。
