バンドの解散理由で「方向性の違い」という話をよく聞くが
仕事でも、よくある話。
同業者の所でも、別の店で働いていた数名で独立し
一緒に店を構えた。
完全に個人で新規店舗より、費用面やお客さん数名
同時対応できる強みがあって、スタートダッシュして売上が期待できる。
始めこそ、お互いに「お店大事に!」と維持していく
同じ目標があるので勢いそのまま。
しばらくすると、それぞれの思惑や理想、技術面の特徴が表に出てきて
「そのやり方でもいいかもしれないが、この方が売上増になる」
「この手法を取り入れて、基本単価を上げないか?」
「お店の方針として、まず安定した技術内容を示すのが先では?」
次第に、前向きな意見ではあるものの、欲が出る。
お客さんが何を望んでいるのか?どういう対応が求められているか?
お客さん側の目線から、経営・運営側の考えに切り替わり、強く出る。
で、同業知人の店、分裂。他店でも似たことがあった。
自分が以前いた店でも、ろくな経験なくて、指名もされない店員が
独立を企て、「金儲けしようぜ」と勧誘してきたことがある。
人を駒として扱おうと考えていたので、淡々と断った。
個人で店構えるって、収入面でのデメリットが多いけど
自分のペースで、お客さん応対できることがものすごく強み。
相手に伝わるか分からないけど、お客さんの困った状況に
邪魔されず向き合える。
似た考えの方々は、やはり個人店舗で営業されている。
個人的な考えだけど、「この方には紹介できるかな」という
個人店舗があれば、紹介し合うのも同業者を盛り上げることになればな、と。
小さな共同体みたいな。おそらく、かなり甘い考えでしょうが。
いくつかの職種と職場を経験して
なんとなく仕事している人、趣味や楽しみのために収入を得ている人
その仕事に面白みを感じている人、さまざまいたけど
考え方の違いがあって、その職場内で同じ方向を見るって難しい。
社長って大変よね。強引さが、まとめ上げるポイントなのだろうか?
まぁ、また別の話か。
かなり以前も経験してんだよ。ろくな話し合いもしないで
「起業しよう!」って無職連中が集まって、何するか明確にせず
ぼんやりした状態で分裂しまくって、逃げるように辞めた。
『起業』『会社を興す』『独立』、響きが良いんだよ。
ただ、取り決めごとやお金の話は、しっかり書き記して残し
計画等、お互いの意思を認識しておかないと
複数人で"仕事"を始めるのなら、すごくモメる。お金の話でね。
ただ、先に述べたように、『独り』って限界がある。
・・・その限界って、自分で定めてたりするような気もする。
何年も考えていることだけど、以前より詳細に見ることが出来ているような。
いろいろ体験し経験しないと、分からないことだよね。